ガスハンドガンの特性 メリット・デメリット
目次
はじめに
ガスハンドガンのブローバックするギミックはどの銃を比べても圧巻ですよね。
ハンドガンの中でメジャーで比較的安価に手に入るガスハンドガンですが、電動ハンドガンやコッキングハンドガンと比べてどのような違いがあるのか改めて知っておくと良いでしょう。
初心者の方に分かりやすくガスハンドガンの特徴を説明いたしますので、エアガン選びの参考になればと思います。
ガスハンドガンの特徴
ガスハンドガンは、液化ガス(HFC134aフロンガス)をマガジンのガスタンク内に入れ込み、高圧圧縮したガスの力を利用してBB弾を飛ばす仕組みです。
スプリングやモーターを使用しないため、引き金を引いたときにダイレクトに弾が撃ちこめる特徴があります。
また、ガスハンドガン特有で本物の銃のようにブローバックするギミックが備わっているものもあれば、ガスを節約できる固定式の銃もあります。
その他にも、液化ガスではなくコンプレッサーで圧縮した空気を使ったり、CO2を利用した銃もありますが、マイナーな部類になります。
ガスハンドガンの利点
ではガスハンドガンの特徴を踏まえて、ガスハンドガンにはどのようなメリットがあるのか説明していきます。
レスポンスがいい
トリガーを引いてから弾が発射されるまでのインターバルが短く、弾をダイレクトに撃てます。
電動ハンドガンと比べるとその差は歴然で、ガスハンドガンに慣れてしまうと電動ハンドガンが使えなくなってしまうぐらいです。
気持ちよくパンッパンッと撃てるので、ある程度まで連射が効きます。
展開の速いサバゲーで0.1秒の差をも争う僅差では、ガスハンドガンに分があるでしょう。
メンテナンスしやすい
ガスハンドガンは電動ハンドガンと比べ分解がしやすいです。そのため、シリコンを吹き込む等のメンテナンスが簡単に行えます。
本物の銃と同じ手順で分解出来るので、楽しくメンテナンスができるでしょう。
メンテナンスすればするほど愛着が湧きますので、大事に銃を扱うことも出来ます。
カチャカチャ触っているだけでも仕組みが分かった気がしますので、楽しいですよ笑
パワーが出る
ガスの圧力が結構高いので、他のハンドガンと比べるとハイパワーです。
そのため飛距離が出たり、ヒットの感触が分かりやすいといったメリットがあります。
また、上述したようにガスガンの分解は容易に行えます。そのため良い意味でも、悪い意味でも、改造がしやすいです。
もちろん弾速制限を守る範囲で改造をしなければいけませんが、飛距離を伸ばすための改造が簡単にできるので、最大限に活かすことができます。
法律の制限を守ってもフィールドによっては弾速制限が独自で決めている所もあるので、レギュレーションを確認しましょう。
ロマンがいっぱい
何よりもロマンがいっぱいです。
エチィじゃない大人のオモチャと言ってもいいでしょう。
本物の銃と同じ動きをしてくれたり、クオリティの高いエアガンが多いので、グっとくるものを感じられるでしょう。
また、ブローバック機能や、スライドリリースボタンを押してスライドする等、ギミック要素がハンパ無いです。
やはりこの辺は電動やコッキング式のハンドガンにはないメリットでしょう。
本物嗜好の方はガスブロ一丁でお腹いっぱいになるくらいです。使っていて楽しいのはとても大事なので、ロマン要素を含めて銃選びをしてもよいではないでしょうか。
ガスハンドガンの欠点
反対にガスハンドガンにはどのような欠点があるのか、説明いたします。
寒い日に使えない
ガスハンドガン一番のデメリット、気温が下がってガスの温度も下がると、使い物にならなくなります。
夏場は逆にハイパワーを発揮できますが、冬場になると1~2発撃ってプシューッとガスが虚しく抜けちゃったり、ぽろっと弾が出たりでパフォーマンスが悪くなります。
ゲーム前にヒーター等でマガジンを温めて対策出来なくは無いですが、100%のパフォーマンスでは動作しません。
こればかりはガスの性質上仕方がないことですが、最近ではCO2を利用したエアガンがあったり、電動ハンドガンと併用して使い分けたりして対応するのもいいでしょう。
連射が弱い
電動ガンと比べての話ですが、ほとんどのガスハンドガンは単発のみが多いです。
フルオート機能が付いたガスハンドガンもありますが、フルオート射撃していて序盤は良いが、終盤になるとガスが急速に冷えて、連射が鈍くなったり、威力が弱くなります。
連射機能については電動ハンドガンに分があるでしょう。
そもそもハンドガンは単発で撃つ物と弁えておけば問題ないかもしれません。
コスパが悪い
ガスハンドガンは金が掛かります。
まず、消耗品であるガスにお金が掛かります。
1日中使用するとなると、1缶1000円するガスを使い切るまでは行きませんが、半分以上は消耗します。
電池を充電して電気代数十円と比べると、かなりコスパが悪いです。
また、マガジンがガスを装填する機能が付いてる分、ノーマルのマグで3000円程します。
3~4個用意するだけで1万を超えてしまうので、装備を整えるのに予算オーバーしてしまう恐れがあります。
銃本体自体は比較的お値打ちですが、消耗品とマグでお金が掛かるので、装備を整える際の予算をしっかり見直しておきましょう。
まとめ
ガスハンドガンは夏場で一番パフォーマンスを発揮でき、本物の銃と同じ動きをするギミックがロマンでいっぱいである。
しかし、冬場は使い物にならないので、使用をオススメしない。電動ハンドガン等と使いまわしするのが良いでしょう。
本体自体の値段は1万~2万前後ですが、消耗品であるガスとマガジンでお金が掛かるので気を付けましょう。